
マスク未着用の若者に注意して暴行され下半身不随になった男性「迷惑をかける人を許せなかった。注意しなければよかった」
新型コロナウイルス禍でマスクの未着用を注意したことで暴行を受け、下半身不随の後遺症を負った男性(65)が毎日新聞の取材に応じた。
事件があったのは1回目の緊急事態宣言が解除されて10日後。県は不要不急の外出を控えるよう呼びかけていた。男性は知人女性と昼食に向かう途中で、コインパーキングでマスクを付けていない渡辺容疑者を見かけた。そして「マスクせえや」と注意した。
男性はその後のことを詳しく覚えていない。ただ、一緒にいた女性によると、渡辺容疑者は「おっさんに言われたくない」と言い返した。さらに、男性の肩を押してもみ合いになった。女性は「もう許して。死んでしまう」と叫び、渡辺容疑者の暴行は5分程度に及んだという。
自宅で取材に応じた男性は「感染拡大を止めたい」と、過去にも道行く人のマスク未着用を注意していたことを明かした。新規感染者数をチェックし、日々の増減に一喜一憂していた。「迷惑をかける人が許せなかった」という。
男性は海上コンテナを運ぶトレーラーの運転手として働き、数年前に退職。体は健康で、ゴルフなど趣味を満喫していたが、生活は一転した。事件について「殺されたようなもんや」と振り返る。当時はまだコロナとの向き合い方がはっきり分からなかったという。今は、過剰になっていたと思うという男性は「注意の仕方がきつかったのかもしれないし、言わんかったらよかったとも思う」と話し、後悔をにじませた。
正直者が馬鹿を見る世の中っておかしいよ。
かわいそすぎるよ・・・。

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