貿易会社役員ら6人がPCR検査で自分の唾液を検体にして東京都に補助金12億8000万円を請求「PCRは金になる」
新型コロナウイルスの無料検査事業で東京都の補助金約5億3000万円を詐取しようとしたとして、警視庁捜査2課は7日、詐欺未遂の疑いで、渋谷区の貿易会社「大洋商事」代表の上嶋かみじま大輔容疑者(40)=川崎市多摩区=ら男6人を逮捕した。
PCR検査や抗原検査の無料事業では、事業者の申請内容に虚偽があったとして、6都府県が計268億円の補助金を交付しないと決めたことが本紙の集計で判明している。都の無料検査補助金を巡り事業者が逮捕されるのは初めて。
課によると、大洋商事は大阪市の医療法人「華風会」から業務委託を受ける形で府中市、中野区、江戸川区、練馬区の4カ所の検査場を管理。逮捕された安藤陽平容疑者(40)が代表の不動産会社などに検査場を運営させ、華風会名義で補助金を申請していた。
◆「検査実績の8〜9割が架空」
「PCRは金になる」。捜査関係者によると、上嶋大輔容疑者はこんな誘い文句で、仕事上のつながりがあった安藤陽平容疑者らを仲間に入れ、検査実績をでっち上げさせていた。検体として利用したのは、自分たちの唾液や水だった。
事業者として東京都に登録できるのは医療機関などに限られる。事業参入を目指した上嶋容疑者は、ブローカーから華風会の紹介を受け、昨年6月に実質的な検査場運営を始めた。
捜査関係者は「検査実績の8〜9割が架空」と指摘。受検者申込書に記されていた名前の多くは、安藤容疑者の不動産会社などの顧客名簿にあったという。
◆医療法人「善意で名義を貸した」
上嶋容疑者は11月までに約17万件の検査実績を都に報告し、12億8千万円の補助金を申請していた。府中市の検査場では連日500~600件の検査をしたことになっていたが、捜査員が確認すると1日に数十人しか訪れていなかった。
消えたコロナ予備費はこんな奴らに吸われたんでしょ!!
氷山の一角だ!全部調べて逮捕しろ!ザーケンナ!
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