兵庫県「震災支援の恩返しだ!」中国にマスク100万枚送る→ 兵庫県公立病院「マスク不足で手術も検査もできない」病院機能が停止する可能性
中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が感染拡大していることを受け、兵庫県は10日、マスク約100万枚を友好提携している広東省と海南省に送った。
県によると、両省は阪神・淡路大震災時に義援金を送ったほか、広東省などは2009年の新型インフルエンザ発生時に約20万枚のマスクを県と神戸市に提供。18年の台風19号被害でも海南省が20万元(約350万円)の義援金を県に寄せた。
1月末に在大阪中国総領事館から「衛生用品が不足している」と要請があり、支援を決めた。
発送するのは、三木総合防災公園(三木市)に備蓄してあるマスク100万8千枚。同日、公園内で同領事館に引き渡した。
県国際交流課は「これまでの恩返し。今後も友好を深めながら助け合っていきたい」としている。
そうしたマスク不足が大きな問題となっているのが医療機関です。兵庫県の公立豊岡病院では、1か月で約2万枚のマスクを使用しています。
現在、8000枚ほどの在庫があるものの、入荷の見通しは立っておらず、2週間で無くなるおそれがあるといいます。
工夫して乗り切るしかないとしていますが、このままでは病院機能が停止する可能性があるといいます。
「手術もできない。検査もできない。不潔になってしまいますからね。うちの病院としては新しい患者を受け入れられないことになる。
少し危険ですけれども、インフルエンザなどに感染している患者を処置する以外ではマスクをしないとかね。」(公立豊岡病院 三輪聡一病院長)
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